呆れてしまう
- 2015年03月26日
今日、北海道の明日を占う知事選がスタートしました。
この17日間で、今後の道政4年間を担うリーダーが決定します。
4選出馬を決めた方の出馬以降の言葉は、私には空虚に響きます。
皆さんも思い出して欲しいのは、この間の地元紙や各界各層の方々の評価です。
「何もしなかったから何も失敗はなかった。」、これが全てを物語っています。
北海道新幹線は、知事が就任するかなり前に決定し、札幌延伸は民主党政権時に決定したことから、知事は何も関わってはいません。
1期目の就任時に「少子高齢化対策推進本部」を設置し、その本部長に就任、全力を尽くして取り組むとしていましたが、11年経過した昨年、新たに「人口減少問題対策推進本部」を立ち上げ、その本部長に就任しました。
この時、私が、知事の行ったこれまでの少子化対策について、どのような効果が有ったのか、何が出来て、何が出来なかったのか、出来なかった原因、課題は何なのか検証をすべきであるとの質問に対し、知事は検証を行わないと答えました。
この11年間、少子化対策に何の成果を上げることも出来なかった知事が、今回の選挙で「少子化対策について、道内全てをまわり、行政に熟知している私だから出来る。」というのは、いかがなものなのか。
道民をバカにしているとしか思えない言葉を、したり顔で発している事に憤りを感じるのは、この議論を聞いていた多くの議員も同様のことだろうと思います。