嘘をついてもトウモロコシを
- 2019年09月06日
8月25日のGサミットでトランプ氏が突如暴露した「米国産トウモロコシ」約270万トンの輸入、トランプ氏は中国との貿易戦争で輸出できなくなった分を、日本に尻ぬぐいをさせましたが、当初政府はそのことを隠し、「西日本で害虫が大量発生したことから飼料用のトウモロコシが減産となり、その分の補填として輸入するのであって、米国のごり押しではない。」と菅義偉氏が記者会見で言い訳をしていましたが、農水省は「この害虫による影響は出ていない。」とコメントしました。
AERAによると、<この害虫は「ツマジロクサヨトウ」という蛾の一種で、アフリカやインドで大量発生し農作物に大きな被害が出ましたが、寒さには非常に弱く、「日本では、飼料用のトウモロコシ450万トンの主要生産地域である北海道での発生は確認されていない。」とのこと。 さらに、日本でわずかに被害が出ているトウモロコシは葉や茎ごと刈り取って発酵させるサイレージ用で、米国から輸入する「実」では代替えできないということです。
大手飼料メーカーの幹部は「野菜が足りないからと米を輸入するようなもの。菅さんは嘘つきだ」、「このままでは、今後輸入するトウモロコシが国内でだぶつく、国内価格が暴落すればこれまで高く仕入れたものを安く売らざるを得ない商社と飼料メーカーが大打撃となる」と話しています。
ある大学教授は、「こんな事は調べればすぐに判ること。多くがメディアはそのことに触れていないのは忖度だ」と非難しました。> と掲載しています。
息を吐くように嘘をつくのは安倍晋三氏だけではないようです。