国会の常識も知らない
- 2016年01月13日
国会の予算委員会を見ていると、安倍晋三の「鼻につく」答弁に嫌気がさしてきます。
何か質問されると「私はこれだけやってきた」と自分で自分をよいしょし、失敗を指摘されても意図的にちぐはぐな答弁をして意に介さない。
今日の日刊ゲンダイにそのことを批判するおもしろい記事が出ていました。
抜粋します。
『8日午前の衆院予算委員会で質問された自民党議員からの質問に対し、補正予算のバラマキ批判について「しっかりと準備をして補正予算を編成し、身のある議論をしたいと思っております。まぁできることなら野党からも対案をたまには出していただいて、しっかりと議論をさせていただきたい。」なんてエラソーに言っていたのだが、耳を疑うとはこのことだ。
予算の提案権を持つのは内閣だけで有る。このことは憲法に明記されている。それ以前に、国会における常識だ。いったい何年、国会議員をやってきたのか。
さすがに看過出来なかったとみえて、午後の質疑にたった民主党の 階 議員が「憲法上、野党議員は予算を国会に提出できるのか?」と質問。
すると安倍は「提出するには特定の条件を満たしていなければならない」と答えた。
議場は騒然だ。後ろに控えていた秘書官が慌てて安倍に駆け寄り、耳打ちすると、阿倍の表情は一変。「予算関連法について聞かれたと思った」とか取り繕っていたが、国会議員は法案の対案は出せても予算の対案は提出できないという基本の「キ」すら知らなかったとしか思えない。政治評論家の本澤二郎氏も「立憲主義も知らなかった首相です。憲法遵守義務を守る気もない。憲法を読んだことも無いような人が憲法改正をわめいているのは滑稽だし、日本国民として恥ずかしい。憲法を知らない総理大臣には、改憲の発議をする資格などありません。憲法もロクに知らないで、憲法改正などを口にするのもおこがましいのです。」』と記載しています。
国会中継では、間違っていることを平気で大声でがなり立てていますし、それを廻りの大臣達がたしなめもしない風景が続いています。
そして、たんたんと補正予算が通過していく。
1国の国会として何とレベルが低いのか、まさしく日本国民として恥ずかしい内容だと思います。