国政トライアウト(ブログ3112)
- 2023年01月19日
れいわ新選組の参議院議員「水道橋博士氏」が、体調不良を理由に議員辞職をした事に対し、山本太郎代表が、残りの任期を昨年の参院比例代表で落選した5人を1年交替で勤めさせると発表しましたが、与野党から反対の声が相次いだ事が報道されました。
・自民党世耕弘成参院幹事長:憲法の主旨に合致しない
・公明党山口那津男代表:参院議員は長期的な視野で実績を作ることが期待されている。
・立憲民主党岡田克也幹事長:繰り上げ当選は例外的措置。制度の趣旨から逸脱している。・国民民主党玉木雄一郎代表:法的には許されるが、制度として予定されているとは言い
難い。 等々です。
山本代表の打ち出した手法を知って、このやり方は「日本ハムファイターズの新庄監督が行った“全員トライアウト”」と同じでは無いかと思いました。
皆にチャンスを与え、そのチャンスをどのように活かしアピールをするかによって、次回の参院選での比例順位を決めるというトライアウト手法は、新庄監督によってプロ野球で試みられましたが、それはチームとしての最大の目標である優勝を放棄する事に繋がり、ファンの期待は完全に裏切られてしまいました。
一方、山本代表の行おうとしている同じ手法は、国政において行うべきなのか疑問です。
国政は、日々動いている生き物であり、その対象は国民であり、国民の日々の生活そのものです。
その国政を自らの政党のために利用すると言うことが、果たして国民の理解を得られるものなのか、これまでも、ゲリラライブのように街頭演説を行い、支持者の心をつかみ取ってきた山本代表は、少し自信過剰となっているのではないでしょうか。
山本代表は、これまで「国政は政党のものではない」という事を訴えていたのでは?