国民に慕われていた?
- 2022年07月12日
安倍晋三氏が逝去し、その通夜が昨日増上寺で営まれました。
案内をいただいた著名人や政治家は仏前へ、その他の方々は献花台や記帳。
それでも、長い人の列が続いている風景、また、奈良県の凶行現場や自民党本部前でも献花の人が引きも切らずです。中には泣いている方も。
安倍氏がこんなに国民に慕われていたなんて、初めて知りました。
安倍氏の、「息を吐くように嘘をつくことを憚らない態度、拉致問題などのやっている振り、身内びいきで忖度政治の権化、人を見下す上から目線、所得格差を当然とする自己責任論、自分の思うままに税金を使うことを厭わない金と権力の私物化、憲法遵守などくそ食らえの所業、教育への行政関与・内心への介入、富裕層への優遇と低所得者への突き放し、そして全てに傲慢な態度をとり日本の政治を腐敗させてしまった。」と言えば、多くの反感を食らうのでしょうか。
多くの国民は、安倍氏がそうだなどとは露ほども思わず、素晴らしい政治家だと思っていたのでしょうね。私の考えを改めなければならないのでしょうか。
偉大な功績を残された方が逝去された場合は「巨星墜つ」と表現しますが、安倍氏は決して巨星では無く、その対局にいた方だと私は評価します。
さて、これまで、首相引退後も院政を敷き岸田氏をアベ傀儡政権としてきましたが、好むと好まざるとに関わらず、安倍的政治に終止符が打たれることになりました。
空洞総理と言われる岸田氏は、海千山千の自民党をどのようにまとめていくのかが気がかりです。出来れば、本来の宏池会の流れを汲むリベラルな保守として政権を担ってほしいものと期待します。