国民民主党は野党か(ブログ3758)
- 2024年11月28日
国民民主党が、政治資金規正法の改正に伴う野党協議を欠席しました。
当初、玉木氏は「野党がまとまるなら同調する。」と言っていましたが、それは全くの二枚舌で、国民は最初から野党協議などに参加する気も無かったということなのでしょう。
つまり、逆に野党がまとまることを壊す役目を果たしたのです。
国民民主党は立憲・維新・共産・無所属会派が共同で提出する法案に対し、小馬鹿にした様な態度をとり続けています。そして、「国民民主党は独自の法案を提出する」とまで話しています。
ここまで来ると、自民党の幹部が評価しているように「プチ与党」なのでしょう。
なにせ、団体・企業からの政治資金の提供を「是」とする考えの様ですから。
衆院選挙後は、天下を取ったような不遜な笑みを浮かべながら国会内を闊歩し、自民党の喉元に匕首を突きつける様な戦術を実行し、野党に対しても「お前らと違って、キャスティングボートを握っているのは国民民主党だ」と言わんばかりです。
玉木氏は28日の党の会合で「我々は野党だ。野党から離れてもいないし、与党に近寄ってもいない。各党、等距離だ。」と強調したようですが、「どの口が言う」というのが私の感想です。強調しなければならないほど、与党に寄っている事を自ら認めてしまったのではないでしょうか。
「我々は野党だ」などと言うならば、野党に基軸を置いて与党と対峙すべきで、野党の意見を斟酌せずに独自路線を歩むのであれば果たして野党なのかと言わざるを得ませんし、野党の皮を着ていた方が、自民党との交渉・取引きで有利な立場になれると考えているのであれば、単に野党を利用しているだけと言うことになります。
国民民主党が「小狡い狐」の生き方を選択したことを憂います。