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国葬費用が12億?(ブログ3020)

  • 2022年10月15日

 安倍晋三氏の国葬にかかった費用が約12億円だということが複数の政府関係者の話として伝わったようです。

 予算としていたのが16億6,000万円でしたから、4億円も節約したことになります。支出は税金なので、予想より低額で押さえられたことは喜ぶべきなのかもしれませんが、この決算を一概に信じるべきなのでしょうか。

 何でも疑えば切りが無いのは判っていますが、その理由が、「参加した海外要人らの滞在日数が当初より短くなり、警護や接遇の費用が想定よりも減額された」ことによる。と述べられましたが、それを喜ぶべきなのでしょうか。

 当初、岸田氏が考えていた外国要人がことごとく欠席したことによるとしたら、弔問外交を華々しく行おうとした狙いは頓挫したということか。

 主要国の元首は誰も出席しなかったことから、厚い接遇を行う事も無かったし、その結果警備も必要では無かったと言うことだとしたらお笑いものです。

 さらに、ダラダラと挨拶が続き3時間以上も座りっぱなしであっては、参加した要人も早々に帰国したくなるのでは無いかと思います。

 警備については、前回も記載させていただきましたが、新しい警察庁長官は、安倍氏の警護の失敗から、「警察のメンツをかけて最大の警備を行う。」とその決意を語っていましたから、国葬の数日前から通常の国際会議以上の、アリも通さぬ警備を行いました。

 当然、道府県からの警察官派遣は今まで以上ですし、予算には警視庁(首都警察)の動員経費は計上されていませんので、その予算はどこから埋め合わせしたのでしょう。

 これも前回触れましたが、内訳を明かすことの無い官房機密費か外交機密費か?

 過去には、大喪の礼には24億円、16年の伊勢志摩サミットと外相会議では231億円、19年の大阪G20サミットは167億円。第7回アフリカ開発機構会議には17億円の支出がありました。

 単純に比較は出来ませんが、これらと比較しても最低額の12億円は低すぎます。そして、今の内閣の発表ですから、そのまま受け止めることはなかなかできません。


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