国連の使命
- 2022年03月02日
大国が戦争を始めれば、それを止める術が無いのでしょうか。
今のロシアとウクライナ、そして西欧諸国の動きを見ていると、残念ながら大きな兵力と兵器(核を含む)、兵站、そして充分な経済的な裏付けを基盤にすれば、やりたい放題出来るということを見せつけられているようです。
国連の限界も改めて感じさせられますが、その大きな原因となるのは常任理事国、とりわけ拒否権を持つ5カ国で(核を保有している)、この中でもいつも問題を起こすのは三大国であり、世界の多くの国々がいくら非難しようと何処吹く風で、自分たちの都合の悪いことは、常に「拒否権発動」で一件落着です。
国連はこれまでに様々な条約を成立させ、また、貧困や差別の撤廃、人権の尊重、先進国と後進国の架け橋として数え切れない貢献をしてきていますが、こと戦争という場面では残念ながら力を出すことが出来ません。
成熟した国連とは、「平和と人権が何処の国でも守られることを究極の目的とし、そのために各国が利害を超越した立場で取り組むと言うことなのでは」と改めて強く思います。