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国際女性デーと現状

  • 2008年03月03日

3月8日は国際女性デーです。
1904年3月8日ニューヨークで「女性労働者が婦人参政権や労働条件の改善」を要求したのが発端となり、1910年ドイツでは「女性の政治的治自由と平等のために闘う」記念日となり、1917年ロシアで起こった2月革命(当時のロシアで使われていたユリウス暦では2月23日にあたる)は、この日にペテロブラードで行われた女性労働者を中心としたデモが男性労働者や兵士を巻き込んだ大規模な蜂起となり、最終的に帝政を崩壊にまで追い込みました。
日本では、1923年3月8日に初めての集会が開催され、1975年には国連がこの日を「国際女性デー」として制定しました。
この行動の原点は、女性の平等な社会参加と女性の権利確保であり、1999年に国連事務総長が「労働の世界においても、医療へのアクセスにおいても、社会サービスと社会的セーフティーネットの提供においても、平和建設と復興においても、さらに、もっと重要なこととして家庭においても、女性が依然として被っている差別と不利な扱いをなくすこと」を求めました。
しかし、多くの方々の取り組みにも関わらず、現実は牛歩の歩みのようにゆっくりとした改善としかなっていません。
我が国において、男女雇用機会均等法や男女平等参画法が制定されても、女性の社会参加には多くの制限があります。
女性労働者の仕事はパートの比率が高く、時給も抑えられ、労働条件は厳しく、長時間労働を強いられていることも珍しくありません。
また、セクシャルハラスメントやドメスティックバイオレンスなども後を絶たず、性的差別も多く残っています。
3月3日は女の子の健やかな成長を願うとともに、普段忙しい女性をいたわる休息の日とされています。
この日に改めて3月8日の意義を考え、牛歩の歩みから、男女が共に歩み出す日になることを願います。


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