地方の努力を軽視(ブログ3721)
- 2024年10月22日
相手候補が、「この地域は疲弊している」と話し、だからこの地域に予算を持ってくると言いたげですが、この候補がいうとおり地方が疲弊しているならば、その原因を作ったのはどの政党だったのかと問わざるを得ません。
地方活性化とか地方創生とか、キャッチフレーズはとても響きが良いですが、その実は地方同士を競争させ、他に無い先進的な事業を推進している自治体や企業に補助金を交付すると言うだけです。
確かに、先進的な取組には応援する価値がありますが、そこに至っていない小さな自治体や零細企業にこそ手を差し伸べなくてはなりません。
とりわけ、コロナ禍の時に企業経営継続のために融資を受けた、いわゆる無担保・無利子の「ゼロゼロ融資」の返済が始まっており、融資を受けても業績が上向かず、さらに人手不足や物価高から金融機関に返済の先延ばしをお願いしたり、廃業に至った事業所も多くなってきました。
この状況に対して、返済の先延ばしや返済期間の延長、一部免除などの具体的な支援が必要ですが、自民党政権はそのような政策を行っていくのでしょうか。
また、地方の自治体は、限られた人員・予算の中で、住民の生活と福祉や産業の振興に努力しています。その事を評価せず、「地方が疲弊をしている」のワンフレーズで片付けてしまうというのは、地方行政を担っている自治体首長の努力を軽視しているとしか思えません。