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地方の味方はどっち?

  • 2014年11月24日

 全国知事会は、「地方創生」政策に「まち・ひと・しごと創生枠」を新設し、5年間で5兆円程度を確保するように要望し、また、政府が創設を検討している自治体の判断で柔軟に使える交付金には毎年数千億円を当てる他、地方交付税交付税の充実するよう求めて政府に要求書を提出するとのことですが、これって、どこかで聞いたことが有りませんか?

 民主党政権では、地方主権と地方の再生を目的に、使途の色を付けずに地方の裁量で自由に使うことが出来る「一括交付金」、そして交付税の増額を実施しましたが、自民党政権に代わってからアベシンは民主党の政策を全て取りやめ、以前のように交付金は使途目的に沿ったもの以外認めず、そして交付税も削減されました。

 都道府県の知事さんの多くは保守系の方だと思いますが、地方財政に関する考え方を比較しても自民党政権と民主党政権では180度違います。

 アベノミクスが地方に及ばず民意が離れることを懸念し、今更ながら地方は大事だと言って「地方創生担当大臣」まで任命しましたが、その一方で相変わらずアベノミクスは成功だと言い、これからも都会や大企業が儲かればそのおこぼれが地方や低所得者にも及ぶ、という政策を続けていくと宣言しています。

 知事の皆さん。どちらが地方を考える政策を行ってきたのか判っているなら、今回の選挙での投票先は明らかではないでしょうか。


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