地方移転やる気無し
- 2015年12月19日
政府が地方創生の一環として進めてきた「中央省庁の地方移転」。
東京を除く各府県が、国から示された計69機関の招致に動き、それぞれの道府県が、どの機関を誘致したいか提案し、審査を受けて採択が決まり移転が実施されることになります。
北海道は、「観光庁」、農水省の「農林水産研修所」、独立行政法人の「医薬品医療機器総合機構」、「情報処理推進機構」の4機関を希望して提案しましたが、政府は、書面審査と道からのヒアリングを踏まえて「移転によって機能向上が見込めない」、「関連施設や研究成果が集積していない」、そして、決定版は「具体性に乏しい」と評価されてしまったということです。
・道および知事は、本気で国の機関を誘致しようと努力をしてきたのでしょうか。
・「具体性に乏しい」と最低の評価をされてしまった提案内容とは、どのようなものだったのでしょうか。
・知事得意の与党とのパイプはどのように発揮されたのでしょうか。
・それとも、はなからパイプなど何の役にも立たなかったのでしょうか。
・与党だけを頼りにし、野党には顔も出さない知事は、北海道選出の個々の国会議員に、どのようにアプローチされたのでしょうか。
・永田町だけでは無く、霞ヶ関にも知事の意をくむ役人は誰もいなかったのでしょうか。
・北海道の政治力とはそんな程度のものだったのでしょうか。
と言うような疑問を感じます。
そういえば、知事が肝いりでその指定にエネルギーを注いだ「北海道特区」も些末な機関委任事務のみだった様な気がします