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堀は埋まった

  • 2017年06月24日

 東京都議選が始まり、自民党は防戦一方という構図になってきたようです。

 折しも、元文科省事務次官:前川氏が日本記者クラブで会見し、萩生田副官房長官に関わる「『萩生田副官房長官ご発言』の中身はほぼ間違いない。」と結論付けたことから、国民は改めて、国会での疑惑解明を望んでいます。

 野党4党は、憲法第53条(内閣は国会の臨時会の招集を決定することができる。いずれかの議院の総議員の4分の1以上の要求があれば、内閣はその招集を決定しなければならない。)に基づく臨時国会開催の要求を政府に提出、自民党は都議選が終わってから検討すると逃げていますが、この都議選で自民党が過半数を得ることが出来なくなれば、追い込まれて臨時国会を開かざるを得なくなるかも知れません。

 それにしても、前川氏がメディアに対して不信感を募らせている原因がNHKであるとのこと、安倍晋三の機関紙が読売新聞であることは周知の事実ですし、NHK会長が政府べったりで、公共放送のトップとしての資質に問題のあった「籾井勝人氏」から「上田良一氏」に交代してもその体質は変わらず、政府というよりも安倍晋三寄りの報道に終始していました。

 しかし、先般の「クローズアップ現代」で加計学園の問題を取り上げ、少しは社会派に近づいたのかと思っていましたが、前川氏の会見では、「NHKがインタビューを行ったのに、その映像は未だに放送されていない」と疑問を呈したことから、やっぱり、NHKは変わっていなかったのかと残念に思います。

 いずれにしても、外堀も内堀も埋まってしまった安倍晋三と官邸、潔く森友学園と加計学園問題にけじめを付けることが日本のために出来る最後のご奉公ではないでしょうか。


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