壊れつつある日本
- 2021年07月14日
実は菅氏も知っていた。
西村コロナ担当相が暴露しました。
AERAdotによると、<打ち合わせがあったのは7日夕、出席者は西村コロナ担当相、菅首相、加藤官房長官、田村厚労相、赤羽国交相、和泉洋人首相補佐官、内閣官房、事務方たちで、感染状況の説明が行われた後、「飲食店対策のための関係機関として金融機関」が明記された資料が配付され、説明がなされた。
この打ち合わせの後、西村担当相の発言が炎上し、加藤官房長官あ9日にあわてて「金融機関に対する協力はお願いしない」、「西村大臣に気をつけていただきたい」と方針の撤回を表明。西村氏の発言を問われた菅首相も「承知していない」、「そうした趣旨での発言は絶対にしないと思う」と火消しに走った。
すでに、内閣官房が、所管する金融機関に政府方針への協力を求めるように依頼する文書を出していたことも発覚、内閣官房は政府系金融機関を所管する財務、経産両省とも事前調整していたことも判明しました。
このことに対し、梶山経産相は「内閣官房から発出される予定の報告を、事務方から受けた訳ですが、私自身強い違和感を覚えた」、「了承した事実は無い」と発言、麻生財務相兼金融担当相も外遊先で、「言っている意味がよく分からなかったので、そんなの放っておけと言っておいた」と話しています。>
さて、一つは、皆で相談していながら、事がまずい方向になったときには知らぬ存ぜぬで、一人の責任にしてしまう。これを「トカゲの尻尾切り」と言って、安倍政権以降の看板政策になっています。
そして今回の尻尾は、西村担当相。今までは官僚が尻尾となっていましたが、コロナ対策を中心的に担ってきた大臣が尻尾となってしまったのです。
さすがに、その尻尾は、「おまえ達も知っており、賛同したじゃないか」と内情を暴露。 もう一つは、政府系金融機関を所管する二人の大臣です。
一人は「知ってはいたが了承していない」、もう一人の口曲がり大臣は「放っておけ」。 まずいと知りつつ何も話さないのは許されるのか?、昔から「黙することは諾すること」という言葉があります。
これは、“その場で何も語らないことは、承諾したと同じ事”という意味ですが、まさしくこの二人も菅氏達と同じ責めを負わなければなりません。同罪と言うことです。
『この国は壊れつつ』あると思います。