外交下手
- 2017年11月07日
トランプが来日する前にその露払い役として娘の「イバンガ」がやって来ましたが、安倍晋三は国賓並みというか、まさしく1国の宰相が来日したように歓迎、そしてメインの賓客であるトランプがやって来ました。
来日後まずは「ゴルフ」でリラックスをしてもらうという気遣いをし、天皇を政治利用してまで最大級の「おもてなし」をしました。
しかし、トランプは来日の際に全くの手ぶらなだけでは無く、武器の購入を迫るという傲慢さ、そして、それに呼応するかのように武器の購入を公然と発表する安倍晋三。
安倍晋三の「地球儀俯瞰外交」とやらは、金庫を片手に行われ、返して貰う気も無い円借款、さらに開発援助の名目で、この5年間に20兆円から30兆円もの金を各国にばらまき、金で歓心をを買う外交を行って来ましたが、このような手法は本来の外交とは言い難いのだと思います。
一方、このバラマキ外交は一向に功を奏しておりません。
5年間の外交の成果は、国連の「核兵器禁止条約」への不参加に関わる各国からのバッシング、日本がこの間に継続して提案している国連の場における「核兵器廃止決議」へのブーイング、米国追随外交での中東各国とのぎくしゃく、中国との軋轢、韓国との歴史認識のズレ、ロシアとの平和条約はボタンの掛け違い、最たるものは北朝鮮との日朝平壌宣言不履行が招いた現状。
経済外交では、国を売り渡すTPP協定、さらに度を増すEU・EPA、これから求められる日米二国間FTAなど、負の遺産ばかりとなっています。
トランプ来日で、改めて日本の外交が低レベルなものであることを感じました。