多選の弊害は?
- 2014年02月27日
今回の代表質問で我が会派は「知事の多選」についての認識を問いました。
高橋はるみ知事の3期で北海道はどのように変わったのか、皆さんの評価はどうでしょうか、東京都、大阪府に次ぐ予算規模にも関わらず、行政成果が上がっているとはいえないと思います。
各種指標ランキングでみれば、財政力指数は28位、一般財源比率40位、地方税比率31位、地方債比率39位、高橋知事就任以降明らかに改善した指標はあるのでしょうか。 昭和22年に地方自治法が施行されて以降、公選知事の当選回数は、平均すると2.71回となっているようです。
多選に対しての弊害として①独善的傾向が生まれ、助言を聞かない等の政治の独走化を招く。②人事の偏向化を招き、職員任用における成績主義に歪みを招く。③マンネリズム化等による職員の士気の低下。④議会との関係に緊張感を欠き、議会とのチェックアンドバランスが保てない。⑤長期にわたって政策が偏り、財源の効率的使用を阻害する。⑥日常の行政執行が事実上の選挙運動的効果を持ち、それが積み重ねられる結果、公正な選挙が期待できなくなり、新人の立候補が事実上困難になる。
このようなことが危惧されると知事に伝え、ご自身の多選に就いての見解を問うたら、「それは、選挙民が判断すること。」と答弁。
まさしく4選を意識した発言でした。
今、3期目ですが、これらの弊害は既に起きています。