大丈夫か知事
- 2019年06月26日
北海道議会代表質問2日目。
今日は、鈴木知事の目玉公約である「ほっかいどう応援団会議」について、「んっ?」と思うような答弁がありました。
質問は、「既に首都圏を中心とした北海道ゆかりの方々で構成されている北海道応援団の『公益社団法人:北海道倶楽部』という団体があり、90年以上の歴史を誇っている。
この北海道倶楽部は、昭和2年に新渡戸稲造氏を中心として発足し、北海道新幹線建設運動、北方領土返還運動、地域活性化ふるさと納税などがその活動の中心であり、北海道クラブと応援団会議はどのように違うのか」という問いに対し。
知事は、「首都圏を中心とした企業や団体、個人などに民間の知恵と力をお願いし、クラウドファンディングやふるさと納税などで北海道を応援していただき、お互いにウィンウィンに関係となれるようにしたい。という思いであり、私が直接説明をしてお願いをする」と答えました。
昨日も記載しましたが、この「ほっかいどう応援団会議」という公約の全体図が全く見えません。
知事曰く、「応援してくれる側とWin-Winの関係になれば」ということですから、相手側にもメリットがなければ意味がないということを知事自身も認められているのだろうと思います。
行政は、応援してもらう立場です。
応援する側は北海道のことを思い「無私の心」で応援する、ある意味ボランティアです。
その場合、ふるさと納税の場合もあるでしょうし、寄付ということもあるでしょう、人的な支援ということもあるでしょうし、ネットワークとしての紹介もあるでしょう。
その根底にあるのはWin-Winというお互いの利益ではないはずですですし、行政がメリットを秤にかけて交渉したり、ディール(取引)するということにはならないものと思います。
行政はメリットを求める経営ではありませんし、出来ることにも制限があると思いますが、若い感覚は違うのでしょうか。
第3回定例会(9月中旬)の頃に「ほっかいどう応援団会議」のレイアウトが示せると言うことですから、注目したいと思いますが、少しばかり心配です。