背景

ブログ月別アーカイブ

ブログ

>>前のページへ戻る

大変な経済状況

  • 2016年03月02日

 まだ、消費税増税を執行しようとしているのでしょうか。

 黒田バズーカを何発打ち上げれば景気が良くなるのでしょうか。

 禁じ手のマイナス金利まで手を染めても株価や円安は一向に改善せず、銀行の金利さえも限りなくゼロに近くなっており、そのあおりがATMなどの引き出し手数料もも影響し、無料から有料へ、有料の場合は手数料の引き上げへと負担が国民に向かっています。

 このように、景気は一向に改善される気配を示さないまま、なけなしの貯蓄もこのまま金融機関に預かっていれば、逆に預かり賃がかかってしまうのでは無いかという将来への不安が消費行動の足かせとなり、負のスパイラルが加速しています。

 打つ手が全て逆に回り始め、金融政策も経済政策もすでに限界に来ています。

 アベノミクスが破綻しているこのような状況の中で、消費税を上げるなどと言うことは「狂気の沙汰」と言う他ありません。

 消費税1%は、年間、約2兆5,000億円と言われています。

 消費税5%から8%へ増税しただけで約7兆5,000億円ですから、さらに10%にすると15年3月までの5%に比較して17年4月からは、約12兆5,000億円の増税となります。

 これを単純計算すると、国民一人当たり(1億2,600万人)約10万円(99,206円)となりますし、4人家族では年間、約40万円の負担増となります。

 軽減税率を導入すればこの負担は緩和されますが、今でもギリギリの生活を強いられている国民の生活は立ちゆかなくなる事が想定され、消費は冷え込むことでしょう。

 消費を回復させるには、消費税を10%にするのでは無く、逆に5%に戻す位の大胆な政策が必要であり、まずは、失敗した経済の立て直しが優先されるべきで、福祉予算については、富裕層や投資家への優遇税制を見直し、税の基本である富の再配分の原点に戻って、所得税や法人税減税、株取引関係税や大企業の消費税関連戻し税等の見直しを行うべきと思いますが、安倍晋三はこの真逆をやっています。

 日銀が黒田バズーカを打ち上げても、投資家だけの金融政策でしか無く、国民には何の恩恵もなっていないことに気づき、素直に失敗を認めなければ大変な事になることをはやく自覚して貰いたいと思います。


Copyright(C)高橋とおる後援会 All Rights Reserved.