大間原発建設に関する意見書
- 2012年03月24日
道議会第1回定例会が23日終了しました。
今回の道議会では、会派代表質問に「大間原発問題」を取り入れてもらい、その質問も起案させていただきました。
また、一般質問では、自らも「大間原発」さらには「下北半島核関連施設」の危険性について質問を行い、知事は別にして、議場の多くの道議に大間原発をはじめとする下北半島の現実を知らしめることが出来ました。
知事の答弁は相変わらず、「その必要性と安全性について道民が納得出来る説明を国が行うべき」という内容ばかりを繰り返すだけで主体性のかけらも見えず、全く当てになりませんので、しからば、議会としての意志を「意見書」という形で国にアピールをしてはと考え、私自身が起草した意見書案を会派政策審議会の担当者に申し入れました。
当初は、大間原発の無期限凍結を求める文言にしましたが、自民党会派が賛成しやすいようにと知事の言葉を一部引用し、「大間原発について、その必要性や福島第1原発の事故におけるMOX燃料の影響の検証を含めた安全性など、国の責任において明確な説明がなされ、かつ、道民の理解が得られるまでの間は建設再開を行わないように強く要望する。」という文章に変え、さらに地元では先の世論調査で97%の方々が建設に反対の立場をとっていることを説明し、その結果、全会一致で意見書が採択されました。
国に対し、道議会の総意で大間原発に懸念を示し、道南の理解がなければ建設再開を容認できない姿勢を明らかにしたことは大きな意義があり、今定例会で、その表明に道を開くことができたことを嬉しく思います。