学芸会からの脱皮
- 2008年12月29日
大晦日も明後日となりました。
今年は、あまり振り返りたくない一年でした。
毎日の新聞・テレビ等で雇用の不安を伝えない日は無いくらいで、とりわけ北海道の離職率は大きく、中でも非正規雇用者の失業は深刻となっています。
札幌市や函館市は緊急対策として有期・臨時雇用の枠を設け、行政が予備費を使い、少しでもつなぎの雇用をと手を打ち始めましたが、はるみ知事は記者会見で、北海道における雇用創出策について「180市町村が地域事情を踏まえた雇用おこしを進め、道が間接的に支援するスタンスが重要」とおっしゃったとか。
さらに、景気浮揚策についても独自の事業を行う考えの無い事を表明したようです。
皆さん、どのように思われますか?
この未曾有の状況に対して、道としての雇用対策は行わず、景気浮揚策も行わないと言明したのが北海道のトップリーダーです。
景気低迷の時に行政や政治がやれることは、瀕死の人に頑張れ、頑張れと声をかけるだけではなく、処方箋を作り、クスリを飲んでもらい、栄養を付けてあげることではないでしょうか。
生きたお金を今使わなければ、手遅れとなってしまいます。
『将来のツケになるからこれ以上借金をしないで傍観しています』という「はるみ知事」。
企業に「努力してください」と言いつつ、自らは何もしない知事のことを私たちは忘れてはいけません。