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安保にイチャモン(ブログ3889)

  • 2025年04月14日

 トランプ(いままでトランプと書いてきましたが)が日本とのトランプ関税のディール(交渉)のカードにしようとしているのか、日米安保の片務制について、イチャモンを付けてきています。

 「米国は日本を守るために何千億ドルも支払っている。しかし、もし私たちが攻撃されても、彼らは何もする必要が無い」、「誰がこんな取り決めをしたのか」とここでも無知を発揮しています。彼と彼の取り巻きは日米安保条約についてもう一度学習すべきです。

 日本を守るために何千億ドル? それは米国が中国・ロシアという共産圏の大国、及び北朝鮮に対峙するという、極東アジア戦略の為に日本を利用して米軍基地を置き、その軍備に投じた対価ではないのか。

 何より、日本の米軍基地を使用して朝鮮戦争のベースキャンプとしてきたのは米国では無かったのか。また、当時、共産主義だったベトナムとの戦争に沖縄の基地を使用してきたのも米国では無いのか。

 戦後80年、日本は実質的に米国から守ってもらったことは一度も無かったはずです。

 安保条約が抑止的な効果を日本に与えていることは否定するつもりもありませんが、米国は、尖閣諸島を日本の領土と渋々認めつつ、尖閣有事に際しては自衛隊が防御するべきと自主防衛を求めています。

 また、日本は米軍基地に「思いやり予算」として2,000億円以上の予算措置をしていますし、日米地位協定などは、米軍基地と米国軍属には実質的な治外法権を許し、事件や事故を起こしても逮捕も起訴も出来ません。

 日本の空を日本国内法など意に介さず縦横無尽、首都上空の制空権も米軍が関与しています。日本国民にすれば本当に「誰がこんな取り決めをしたのか」です。

 トランプが関税の取引に、今まで以上の米軍に対する譲歩を迫ってきたら、「こんな不平等な安保条約は破棄する」と言うくらいのディールをして欲しいと思います。

 日本を本当の意味での「独立国」にするのは、トランプが大統領である今ではないかと思います。


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