安倍のオウム返しだけ?
- 2016年06月04日
消費税増税の延期が一人の独裁者によって決められ、参議院選挙の争点は「経済対策」で、「アベノミクスの加速か後戻りか」であると、これも勝手に記者会見で吠えていた安倍晋三。
そのことを受けて、地元の与党衆議院議員は、地元新聞に「消費税増税の延期は適切な判断だ」、「野党は批判ばかりで対案を出していない、財政出動や金融緩和を推し進めることが唯一の対策であることを示し、選挙区で確実に2議席を獲得したい」と答えたようです。
それならば、この衆議院議員に問いたい。
「なぜ、今が消費税増税先送りの適切な時期なのか?」、「それでは、貴方は2年半後に消費税増税することを全面的に賛成なのか?」、「この3年半でアベノミクスは庶民にどのような恩恵を与えてくれたのか?」、「トリクルダウンは、起きたのか?」、「増税延期でデフレからの脱却は実現するのか?」、「これまで、補正予算で多くの財政が出動されたが、その結果が増税できない今の経済状況であることについて私見を伺いたい」、「金融緩和は、何をやっても効果が出ず、ついにマイナス金利までに至りましたが、これ以上、どのような金融対策を推し進める考えなのか?」等々、多くの疑問に対し、貴方はどのようにお答えになるのでしょうか。
有権者に明らかにしていただきたいと思います。
また、「野党は批判ばかりで対案を出していない」とは何を根拠に言われているのか。
これまで、旧民主党、そして民進党から独自の経済対策、社会保障対策の独自案や、安全保障への法律を提出するなどの対案を出してきましたが、国会で数の力を全面に出し、委員会審議さえ拒否してきたのはどこの党だったのか、また、TPPについても「海苔弁当」と揶揄されるほど真っ黒な資料で審議しろと無理難題を押しつけてきたのは、どこの党だったのか、まさしく貴方の所属する党ではないのか、そのことも全く知らなかったとは言わせません。
どうぞ、これまでの御党、そして、そのトップリーダーが行ってきた政策を、貴方もその通りと評価されるのであれば、納得のいく説明を開かれた街頭にて多くの方々に向けて訴えていただきたいと思います。