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安倍晋三=反体制

  • 2017年07月01日

 「戦後レジームからの脱却」、安倍晋三が第1次安倍内閣時から唱えていたキャッチフレーズです。

 「レジーム」とは体制や政治形態、制度という意味ですが、一般的には「体制」というとらえ方がされていますので、ここでは、戦後レジーム=戦後体制として考えたいと思いますが、戦後体制というのは、歴史学者である小熊英二氏の論じるところでは、新たな憲法の下での日本国の有りようだと言うことです。

 氏の唱えるように、国民主権・基本的人権の尊重・平和主義によって、戦後の日本の国作りが為されてきました。

 安倍晋三が戦後レジームからの脱却を叫びながらこれまで行ってきたのは、2012年に発表した自民党憲法草案に見るように「国民主権」から「天皇の元首化」、そして教育基本法の改正による国家主義の教育推進、特定秘密保護法により国家情報を秘匿すること、通信傍受法により国民の通信を盗聴しプライベートを監視すること、共謀罪を含むテロ等組織犯罪準備法により「内心の自由」、「言論の自由」、「表現の自由」、「行動の自由」などを奪うこと、そして、安全保障法制によって同盟国と共に集団的自衛権の行使を正当化させたこと、憲法9条を改正して自衛隊を自衛軍にするべく発議すること、戦後レジームからの脱却として、様々なことをやってきました。

 私たちは、これまで、往々にして時の政府が「体制」であり、それに異を唱える側を「反体制」と考えていましたが、この考え方は正しくありませんでした。

 戦後体制とは憲法の基本理念の下に行われる国づくりであり、これに反する安倍晋三と自民党、今の公明党こそが反体制であり、憲法を護ろうとしている野党(日本維新の会を除く)や多く国民こそ体制側であるということが正しい考え方であると思います。


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