安倍氏の国際評価
- 2020年07月26日
コロナの国内感染が累計で3万人を超えてしまいました。
新聞によると国内で初めて感染者が報告されたのが1月16日、そこから3ヶ月の4月16日に1万人、そして約2ヶ月半後の7月4日に2万人突破し、3週間後の7月25日に3万人を超えてしまいました。
さて、それではこの3週間の間に東京都と政府が行った感染対策はどのようなものだったのか、東京都は小池知事が新宿のホストクラブなどを「夜の街」と銘打って集中的にPCR検査を行ったことと、毎日のように記者会見をして「なるべく外出はしないように」と訴えるだけ、政府は最悪のシナリオである「GO TOトラベル」を8月1日から7月22日に前倒しをし、「外に出よう、旅に出よう」と呼びかけるという愚策を推し進めています。
欧米では、このGO TOトラベルを「安倍首相のウィルス対策の新たな『失策』だ」と報道しています。
JーCASTニュースによると、
★ニューヨークタイムス:「日本人の大多数は、コロナ第2波に怯える中での旅行キャンペーンを拒絶している。」また、世論調査で80%近い回答者がこのキャンペーンを実施することに反対していることを紹介し、「これは観光客が押し寄せることで、医療体制が脆弱な地方に感染が広がるのではないか、という国民の不安の結果だ。」と論じている。
★ロイター通信:「日本の安倍首相は、東京のコロナ感染者が最多記録を更新する中での旅行補助策で、国民の怒りを買っている。」とし、「コロナウィルス対策への批判がさらに高まり、首相の指示が落ち込んでいる。」と紹介し、「安倍首相の数々の無能な政策に新たに加わった愚策」という大学教授のコメントを紹介している。
と報道していますが、まさしく感染の抑制策を打ち出すのでは無く、感染の拡大策とも思えることを進めています。
そして、安倍晋三氏は国民に対して説明責任を尽くすどころか、公の場にも出てきませんし、記者会見もせず、まさしく総理大臣の「引きこもり」状態となっています。
「僕ちゃん、攻められるのは嫌い」とばかりに臨時国会も「開催したくない」と側近に漏らしているとか・・・。
一方、大好きな外遊が出来ずに半年が経つことから、9月に米国で開催が予定されている「G7」には是非出席したいようです。
世界的なコロナ蔓延状況、ましてや世界で一番感染者数が多い米国で開催されるG7には、主催のトランプとポチの安倍晋三氏以外にどれだけの国の首脳が集まるのか、ましてや死に体のトランプが議長のG7に何か期待出来るものが有るのでしょうか。
もし、安倍晋三氏がG7から日本に帰国する時は、当然と思われる2週間の隔離措置が適用されるものと思いましたが、政府は、秋に予定されている内閣改造・自民党役員人事などの政治日程を考慮し、隔離措置を免除する調整に入りました。
政府は全ての入国者と帰国者に対して、日本に到着してから2週間は自宅や宿泊施設で待機するように、そしてそこまでの移動は公共交通を使用せず自らの責任で行う事としています。
安倍晋三氏は、「森羅万象を担っている」と自負していますから例外なのでしょうか。
内閣を改造しようと、自民党役員人事がどうなろうと国民には何も影響がありませんし、今でも安倍晋三氏は「巣ごもり中」ですから、2週間隔離措置を免除しなくても良いのでは無いかと思います。
出来れば、ご自身が米国由来のウィルス感染などで国民にこれ以上迷惑をかけないで欲しいと思いますので、じっくり自宅で昭恵夫人と過ごされてはいかがでしょうか。