宗教と政治
- 2022年08月12日
ＣＩＡが作り上げた韓国のＫＣＩＡ、そのＫＣＩＡが関与して設立した「世界基督教統一神霊教会（旧統一教会）」。
安倍晋三氏の死去によって明らかになったのは、戦後の東京裁判で戦犯となった昭和の妖怪と呼ばれる岸信介氏、戦後最大のフィクサーと呼ばれる児玉誉士夫氏、右翼のドンと呼ばれた笹川良一氏の三氏、そこに安保闘争など左翼運動の対策を求めていたＣＩＡが絡んで日本に呼び入れた、反共産主義を標榜する「世界基督教統一神霊教会（旧統一教会）」。
そして、旧統一教会の政治的組織である「国際勝共連合」や、教会関連組織との安倍三代（岸信介・安倍晋太郎・安倍晋三）の政治的ズブズブの関係、自民党の多くの国会議員との蜜月、伊達忠一元参議院議長証言とそれによって明らかになった選挙とのバーター、安倍政権の９年間で実施された旧統一教会の方針と合致する数々の右傾化政策。
憲法２０条には＜信教の自由は何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、または政治上の権力を行使してはならない＞と定めています。
肝心のは、後段の＜政治上の権力を行使してはならない＞、すなわち、国家と宗教、政治と宗教は結びついてはいけないと規定しています。
しかし、政権与党である自民党は、総理大臣自らが教団の差し出す、人・カネ・票を差配し、そのお返しとして旧統一教会が素晴らしい教会であるというお墨付きを与え、それによって信者の財産が巻き取られるという構図に手を貸し、あまつさえ、国家・政治の根本である民主主義を破壊してしまいました。
政治の裏面で憲法違反を堂々と行ってきた安倍氏、そしてこれだけ問題になっている旧統一教会と自民党の関係に対しても『口だけ丁寧な説明』の現総理大臣である岸田氏は、全く無力です。
安倍氏の国葬？、まったく説得力は持ちません。
何度も言います。安倍氏に相応しいのは「国葬」ではなく「旧統一教会・葬」ではないでしょうか。
