官僚の矜持(ブログ3166)
- 2023年03月14日
高市氏の放送法に関わる公文書問題が激論となっています。
知らぬ存ぜぬを決め込んでいましたが、足下の総務省幹部が「公文書である」ことを認め、立場が最悪となってしまいました。
さらに、当時の高市総務相に放送法の解釈を変更することを、事前にレクチャーしていた事について、「文書を見る限りそして、文書を作成した職員の仕事がらから判断すると、レクが行われた可能性は極めて高い。」と国会答弁をしましたから、もう言い訳は聞かない所まで来ています。
野党の挑発に乗ってしまい、文書が捏造で無い場合は、大臣も議員も辞めるのかと求められて、つい「結構です」と啖呵をを切ってしまいましたから、さあ大変です。
しかし、安倍氏の時のような忖度を今の官僚に求めても、いかがでしょうか。
今回は、官僚が官僚として本務に目覚め始めたことが、総務省幹部の発言から垣間見ることが出来ます。
いくら、自身の処遇が危なくなったとしても、官僚には官僚の矜持があります。
自分の仕事を否定され、無能扱いをされたなら、官僚としてのそして自身としての立場は無に等しくなります。
今回の問題を契機に、官僚は正しくあるべきだという自負を持って、対処して欲しいと思います。