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官房機密費(ブログ3482)

  • 2024年02月14日

 松野前官房長官が、岸田氏から更迭された直前に官房機密費4660万円を支出していた問題について、林現官房長官は「官房機密費の支出先は常に官房長官となっている。松野氏個人に支出した事実はなく、しかるべきことに使用されたと理解している。」答弁しました。この問題について当の松野氏はぶら下がりの記者会見で、「4660万円の支出は、公益・国益にために使用したので問題ない。」と話しています。

 しかし、キックバックの裏金問題で岸田氏から更迭に追い込まれる直前の14日間の間に4660万円を自分宛に支出したことから、「裏金」ではなく「闇金」かと言われています。

 支出の内容が全く明らかにされない官房機密費は、首相と官房長官の「裏財布」で、要は二人の裁量でいくらでも使える(年間約12億円程)「打ち出の小槌」というわけです。

 さて、本当に自分の財布に1円も入れていないのでしょうか。

 岸田氏にすれば、自分を支えてくれた官房長官であり、更迭にあたっての慰労金代わりと言うことも考えられます。

 この官房機密費について、調べていた共産党の小池書記局長は、歴代の官房長官がその任を降りる直前にどのくらい支出していたかも調査してほしいと思います。

 官房長官は激務ですし、総理大臣に代わって記者会見など矢面に立たされる他、裏向きの仕事にも手を染めなければなりません。なんかの形で慰労金が支出されるとすれば、官房機密費はうってつけの財布と言うことが出来ます。


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