定例会終了
- 2020年07月04日
昨日で第2回定例道議会が閉会となりました。
前回の第1回定例道議会以降、コロナウィルス感染症が世界的な蔓延状態に入り、そのための様々な対策や関わる補正予算の他、地元でのPCR検査状況や感染者を収容する医療機関、もちろん保健所などへの聞き取り調査、各種補給金・支援金・助成金の相談や融資に関わる国の金融機関との調整などに追われる毎日でしたし、また、それらの方々の声を議会に反映すべく活動して参りました。
とりわけ、補正予算については過去に類を見ない短期間で4回の補正予算となりましたが、これらの補正予算に関わり、鈴木知事が予算案を議会に付さない知事専決処分を行ったり、議会冒頭先議として取り扱いをしたことから、この定例会では与党である自民党を含めて全ての会派が、知事の行った議会無視、独断的な手法に異議を唱え、議会内に設置した予算特別委員会の知事総括質疑では審議時間を大幅に延長して、知事の政治手法を糾弾しました。
道民の皆さんには、知事の記者会見などで素早い動きをしたかのように思われますが、手続き・ルール無視の議会対応は、道民の皆さんの切実な声の反映を無視することに等しい事になります。
そして、仮に議会審議を優先したとしても各種施策の実施や給付金の支給等には全く影響が無いことも審議の過程で明らかになりました。
道民へのパフォーマンスと、他の知事に後れを取りたくないという個人的な思いで突っ走った事は大きく反省しなければなりません。
全国に先駆けた学校の休校要請や法的根拠を持たない緊急事態宣言で、道民は全国一長い休校と経済自粛を余儀なくされました。
改めてこの間の検証を行い、道としては第3波となるであろう感染への対応に生かさなければなりません。
なお、今回の議会では公安委員会委員の人事案件が知事から提案が有り、その人事案件の中に現公安委員長である「小林ヒサノ氏」も含まれていました。
昨年の参議院選挙における「ヤジ問題」では、道警察の職務執行の行き過ぎに対し多くの疑義が惹起されましたが、道警察に対し不偏不党・中立公平な立場で管理するべき公安委員長が、道警察に対してその職務を十分に果たしたとは思えないと私達は判断しました。
しかし、他の公安委員や方面本部公安委員との束ね提案だったことからこの人事案につきましては会派全員が議場退席をもって、抗議の態度を示しました。