実測値による避難に疑問
- 2016年03月18日
昨日のブログ「住民避難も無責任」でも、責任のなすり合いについて書かせていただきましたが、実測値を重視すると言うことは、モニタリングポスト(MP)が放射性物質を関知してから避難をするかどうか判断すると言うことになります。
言わずもがなですが、その時にはMPを設置している地域は放射能に晒されているということです。
当然、住人も避難時には被爆することになります。
泉田新潟県知事もそのことを指摘しており、被爆を覚悟で住民に避難しろとは知事として言えるものではありません。
しかし、国と規制委員会は住民の被爆など意に介さずであり、「少しくらいの被爆は当たり前」とでも思っているかのようです。
予測では無く、実測値で避難すると言うことはそういうことであるわけです。
ならば、国と規制委員会は、国民に向けて「原発事故があった場合は被爆を覚悟で避難して欲しい」と明らかにすべきではないでしょうか。
そして、避難の判断は国が行うのかそれとも立地県の知事が行うのかも明らかにすべきですが、何よりも住民が避難しなければならない原因をなくすことが一番であることはその論を待ちません。
すなわち、原発の再稼働はすべきでは無いのです。