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宿泊税条例の不備(ブログ3862)

  • 2025年03月13日

 今日の予算特別委員会では、来年4月から導入する事になっている「宿泊税」について質問しました。

 昨年12月12日の道議会第4回定例会最終日に議決されてから、総務省へ協議書が送付されました。しかし、協議期間は通常3ヶ月とされていますが、既に3ヶ月を超えているにも関わらず、総務相の判断が示されていません。

 また、知事が新税の周知期間を1年間としていましたが、4月が刻々と近づいているにというのに、宿泊税の使途については基本スキームは示されたものの、具体的な内容が未だに明らかになっていません。

 さらに、道は定額制の固執していましたが、宿泊料金が上昇すれば課税額も自動的に増えていく定率制を既に先行実施している倶知安町とは相容れないまま、留寿都村も定率制に、さらに北広島市や苫小牧市も定率制を選択する方向で進んでいます。

 今日の質問では、道民や宿泊事業者、宿泊税導入予定の自治体への説明も、そして具体的な使途についても、未だに詰め切れていないことが明らかになりました。

 つまり、周知するための材料も持ち合わせていないと言うことになります。

 さらに学校行事の場合は免除する事になっていますが、課外授業の場合、生徒数が少なくなってチーム編成が出来ないスポーツなどは「地域スポーツクラブ」に移行することになっていますが、その場合の免除についても今後の検討となっています。

 条例が議決されて3ヶ月が過ぎますが、今日の時点で条例の改正まで口にするというお粗末さです。

 十分な検討期間を確保せずに、拙速に条例化に突き進んだ結果、総務相からの返事も遅れ、中身も施工前に改正しなければならないなど、全く不備な条例となりました。

 知事の責任は相当重いものと思います。


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