寂しい七夕祭り
- 2021年07月07日
今日は、七夕祭りです。
この日は浴衣を着た子ども達が各家庭をまわり、玄関で「竹に短冊七夕祭り・・・」と大きな声で歌い、そのお返しとしてお菓子を貰って歩く風習が長く続いています。
私も小さな頃、浴衣は着せて貰えませんでしたが、空き缶に釘でいろいろな模様になるように穴を空け、そこに針金と割り箸で持ち手を作り、缶を提灯に見立てて(提灯を買って貰えなかった)中にろうそくに火を灯し、ご近所を1件1件まわって歩きました。
それぞれの家からろうそく1本とお菓子を貰い、特にご商売をやっているお店のお菓子は一般家庭よりも高い物か量が多かった気がします。
家に帰ってろうそくは仏壇に、お菓子はしばらくの間、おやつとして楽しみに食べていました。
レジ袋にたくさんのお菓子を貰った子ども達の笑顔は、今も夏の風物詩として無くてはならないものだと思いますが、残念なことに、昨年、今年とコロナ禍によって子ども達の楽しみな行事が自粛となってしまいました。来年こそは、子ども達の賑やかな声を聞きたいものです。
さて、私の家は子ども達を迎えることを控えています。
いいことを書いていながらと思うかも知れませんが、小さな子ども達と一緒に親御さんが付いてきます。
子ども達へといいつつも、お菓子をあげることが「公職選挙法」の規制に抵触する恐れが無いとは言えないとお考えの方もおり(実際に抵触するかはグレーゾーン)、好意が不信を招くことにならないようにとの考えから、議員になってよりこの間、この風物詩に参加することを控えています。
この日は妻と食事に出かけるようにして家を留守にするようにしています。
七夕の日は、私たち夫婦にとって地域の祭りに参加できない寂しい日となっています。