審議会も忖度
- 2017年11月10日
加計学園問題に新たな疑惑?が発覚してきました。
加計学園の認可がもうすぐ文科省の大学設置審議会から出されようとしていますが、学園側は、この認可が下りるものとして既に学生の募集を開始しています。
しかし、この定員募集に「?」が生じました。
加計学園は、140名という他の獣医学部に比較して過大な募集人員を埋めるために、韓国を中心とした留学生枠を20名設定し、募集しているとのことが9日付けの日刊ゲンダイに掲載されました。
記事によると、大学の評判が芳しくないことから、国内での学生募集だけでは埋まりそうもなく、外国人留学生にまで触手を伸ばしたのではないかとのこと。
そして、卒業後は本国に帰って獣医師をすることが出来ると入学説明会でアピールしているようで、もし本当ならば安倍晋三が言っていた「獣医師が不足している事への対処」、ましてや「四国には獣医師養成校が無く、獣医師は他に比較して極端に少ない、このことを解消するための獣医学部の新設」という厚労省や経産省の当初の言い訳も崩れてしまうことになります。
また、韓国での入学説明会では、韓国で獣医学部に入るより簡単とも宣伝し、学生にも好評だったというから、開いた口が塞がりません。
ましてや鳥インフルエンザや狂牛病(牛海綿状脳症=BSE)などの感染症「パンデミック」への研究も導入されるハイレベルな学部のはずが、日本語能力に難があっても学業能力が有ると判断されれば卒業できると現地で報道されているとのこと。
高度な授業内容を理解するには複雑な日本語を理解できなければ難しいのは言うまでも有りませんし、故に、現在国内に有る獣医学部全体でも在籍する留学生は18人にとどまっています。
こんな内容でも大学設置審議会は加計学園獣医学部を了承するのでしょうか。
第三者が審議する審議会も「忖度」なのでしょうか。