専守防衛か(ブログ3083)
- 2022年12月21日
立憲民主党が、政府による安保関連3文書で掲げた「敵基地攻撃能力」について、専守防衛に適合した場合に限定して認める方針であることを発表しました。
敵基地攻撃を専守防衛の場合に限り容認するということは、一見して正しいように見えますが、果たしてそうなのでしょうか。
ウクライナは、自国に侵攻したロシア兵に対してのみ戦闘を行使し、ロシア本土を攻撃しない姿勢を貫いています(先般はロシア本土の飛行場2ヶ所を攻撃したようだが、それ以降は行っていない。)。
それは、敵の領土を攻撃すれば、相手に口実を与え相手側からより過激な攻撃を受けることになる事が判っているからです。
まさしく専守防衛とは、もっぱら防衛に徹して国土を守る事を意味します。
そして、相手への攻撃は日米安保条約にあるように米国がその任を担う、そのために、米軍基地を日本国土に常駐させており、さらに思いやり予算まで提供しています。
「専守防衛」と「敵基地攻撃能力を有する」では、全く意味が違うと思うのですが・・・、言葉遊びは相手の土俵に乗るだけだと思います。