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小林氏は悪代官か(ブログ3678)

  • 2024年09月05日

 さて、昨日は小泉進次郎氏のことを掲載させていただきましたが、今日はコバホークこと小林鷹之氏です。

 自民党総裁選挙に早々と立候補をし、他の候補の先陣を切りました。

 財務省の官僚から衆議院に立候補し、今は4期目と言うことになります。

 立候補の記者会見でもご本人の口から「私は保守である」と宣言されたように、選択制夫婦別姓については反対の立場で、49歳と若いですが、多様性(ダイバシティ)や包摂(インクルーシブ)というようなことは、彼の理解の外側にあり、柔軟性に難があるような気がします。もちろん憲法改正・自衛隊の明記、原発促進は、保守のテーゼ(政治活動の要)として推し進めるようです。

 ご存じの通り、裏金問題は「済んだこと」として総理総裁になった場合、これらの方々を適材適所に役付けすることを明言しています。

 小林氏は、先ほども述べましたが「財務官僚」だった方で、霞ヶ関の財務省は小林氏が総理になれば、増税にも弾みが付くと全面的に支援していると言うことです。

 その小林氏が、医療保険の利用状況を保険料に反映させる仕組みを導入すると発言しました。

 つまり、病院にかかる頻度が高い方は、当然、応益分としてと高い保険料を負担すべきと言うことです。

 これは、裏返すと、病院にかからない健康な方は保険料を低くするという事ですが、誰がそんなことを望んでいるのでしょうか。健康な方もいつ、どうなるか予見ができません。

 幼児や低学年の場合、病気にかかる頻度は成人より高いですから、子どもを持つ親にしてみればとんでもないシステムですし、退職された65歳以上になれば身体のあちこちに経年疲労が蓄積し、病院にかかって薬を飲んでいる方ばかりです。みんな長生きをしたいのです。年金暮らしとなった方々からも応益負担を求めることになれば、よっぽど悪化しなければ病院にいかないという減少が起こります。そうなれば結局、医療費は膨らむばかりでしょう。そういうところに思いが至らないのが財務官僚出身らしいところです。

 健康保険の次は、介護保険ですか?消費税の15%ですか?年金の削減ですか?

 さて、小林氏が総理大臣になったら、今の「5公5民(所得の5割が税金と社会保障で5割が可処分所得)」から「6公4民」になってしまうのではないかと心配です。

 小林氏には、「国民はまだまだ絞れる。」という悪代官のような空気を感じます。


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