少し寂しい七夕
- 2019年07月08日
昨日は七夕でした。
函館は、子供たちが浴衣を着て「竹に短冊七夕まつり、おおいに祝おう、ローソク1本ちょうだいな。」と、町内の各家庭やお店屋さんをまわって歩くと、訪問された家庭やお店屋さんでは、用意していたお菓子を子どもたち一人一人にプレゼントするという風習が有ります。
私の家にも子どもたちが来て、元気な声で「竹に短冊・・・」と歌うと、お菓子とローソクをわたしていましたが、10年くらい前にある方から「子どもたちとは言え親御さんも付いてくる。そこで、モノを渡すのはいかがなものか」という指摘をいただきました。
別に、政治家だからと言って七夕を選挙利用するつもりは無く、子供たちが楽しみにしている行事に我が家も参加しているだけというつもりでしたが、見る人が見れば、買収行為と映ってしまうのかもしれません。
小学校では、「玄関に七夕飾りを飾っている家以外は、訪ねてはいけない」という指導もされているようです。
それ以降、我が家では年中行事であった七夕飾りを飾ることが無くなりました。
昨日の夕方、買い物のために外出をしたら、かわいい小学校の子供たちが楽しそうに浴衣を着て町内にある幹線道路のお店をまわっていましたが、気を付けてみてみるとほとんどの個人宅には七夕飾りの無いことに気づきました。
子どもたちが訪ねて来ることが煩わしいのか、それとも留守なのか判りませんが、今の大人も子供のころには七夕を楽しみにし、たくさんのおやつをもらって喜んだ思い出があるはずです。
今度はそのお返しとして、子供たちを迎えてあげてもいいのではないでしょうか。
私がいつか政治家を引退したら、誰に言われることなく、堂々と七夕飾りを玄関前に飾って子どもたちをの元気な声を待ちたいものだと思います。