岸田氏は信念を貫け
- 2021年10月08日
岸田内閣の支持率に対する世論調査が各新聞社で行われ、その結果が発表されました。
朝日新聞の45%から日経新聞の59%まで、まだら模様となっていますが、60%には届かず新内閣の評価としてはかなり辛めの結果となったようです。
株価も安値を続けるなど経済対策への期待も薄く、総体として厳しくものとなりました。 初っぱなから「3A(安倍、麻生、甘利)」なるものが背後にいることを、国民がしっかりと感じてしまったことも低支持率につながっています。
しかし、世間や与党が短命だと思っていても、また、短期間で会っても名宰相と呼ばれる総理となることも出来ます。
それは、自分の信念に正直な政治運営を行うことです。
私は以前、「4人の総裁(総理)候補者の中では岸田氏が一番常識的な感覚を持っているのではないか。」とブログに掲載しましたが、岸田氏は以前からモリ・カケ・サクラについて国民にしっかりと説明すべきと話していました。無論この説明の中には河合夫妻の1億5,000万円も含まれます。
また、有るべき国の形については「新自由主義からの脱却」を主張していました。
そして、経済については「アベノミクスでは分配が行われなかった」とし、所得向上のためには「分配」を基調としていましたし、医療の充実、福祉の底上げなどにも触れていました。
どうでしょう。これらをすぐに見える形で実行したならば、自民党内部は蜂の巣をつついたような大騒ぎとなりますが、国民の多くは拍手を送るでしょう。
そうです、3Aからのしがらみを断ち、自らの信念を押し通すことこそが岸田氏自身の政治家としての矜恃では無いでしょうか。
そのことで、党内から足を引っ張られ短命に終わっても、国民からは賞賛の声が送られるでしょう。安倍氏・菅氏の後ではなおさらです。
岸田氏がごく普通にまともな政治を行うことで評価はグンと上がると思います。