工藤市長4選出馬か
- 2022年09月08日
来年の函館市長選挙に現職の工藤氏が4選出馬の方向で調整している、と言う記事が道新、函新に掲載されました。
道新には、その背景や、先に出馬宣言をした前函館市職員(保健福祉部長)・大泉潤氏との確執(?)についても取材の範囲で明らかにしています。
数年前から、大泉氏が工藤現市長の後継になるのではないかという話は巷間噂されていましたし、大泉氏が立候補を決断すれば、大泉洋氏の実兄というブランドと、現市長の「引き」も有り、当選は確実では無いかと見られていました。
2019年、工藤市長は3期目に出馬、この時の選挙戦では対抗馬として武田はるみ氏が出馬、当日の有権者数は221,166人、投票率49.32%。
当時の工藤氏は、「自身にどれだけの批判票が出るか楽しみ」などと豪語していましたが、蓋を開けると工藤壽樹(現職)が:69,458票、武田はるみ氏(新人)が:36,874票をそれぞれ獲得しました。
表面的には工藤氏が圧倒的な得票で当選した様に見えますが、3月上旬に出馬を表明した武田氏は、知名度が低いにも関わらず大いに健闘し、工藤氏も自身への批判票が意外に多いことを再確認したようです。
さて、来年の市長選ですが、工藤氏の相手は2期目、3期目の選挙選の時とは違い、知名度は高く、大泉洋氏の実兄ということもあって地方自治体の首長選挙とはいえ、全国的に注目されているようです。
私も市内の挨拶廻りをしていると、必ずと言って良いほど来年の市長選挙が話題に上り、新しい市長に期待する声も結構聞こえてきます。
人口減少が続く北海道の中でもとりわけ減少率が高い函館市の将来を、市民は誰に託すのでしょうか。フェアーで真摯な政策論争を期待したいと思います。