市電の風景
- 2013年10月26日
午後3時半から市電を担当する企業局交通部の方々で組織されている組合の定期大会におじゃましました。
挨拶で触れさせていただいたのは、今年は、夏の「グレイ」のコンサートから始まり、「はこだて港祭り」「国際民族音楽祭」「グルメサーカス」など、様々な イベントが開催され、市電の乗客率も伸びてきたこと、そして函館に電車が運行してから百周年を迎え、この間、路線の縮小があっても常に函館市民の大事な 「足」として、また、函館の原風景として、欠くことのできない文化的な存在であり、函館を紹介する旅番組やその他の映像媒体、とりわけ、映画の函館ロケに は必ずといっていいほど市街地を走る電車の風景や、車内を使った場面が取り入れられていることなど、函館市にとっては大事な交通機関であること、そして今 後も、安全運行と市民の足として活躍して欲しいことなどを話しました。
過去に財政的な理由によって市バスが民間に移管した際、当時の市議会の中には市電の廃止を唱えた議員もいましたが、関係者の方々が様々な内部努力を行うことによって市電を残し、今では、黒字への転換も果たせるような状況までになりました。
これからも引き続き、関係者の努力と熱意によって、市電が函館の風景に無くてはならない存在で有り続けて欲しいと思います。