平和とは
- 2019年08月09日
6日に続き、9日の今日、長崎でも原爆犠牲者の追悼式が開かれました。
これまで、ヒロシマ・ナガサキの追悼式に安倍晋三氏は何度訪れたのでしょうか、その度に被爆者やその家族、遺族が願う核のない世界、平和な世界の願いを聴きながら、一度たりとも「核兵器廃絶」や「世界の非核化」という言葉をその口から聞いたことがありません。
遺族会からも「どこの国の総理大臣なのか」という、諦めともとれる絶望の言葉が漏れています。
安倍晋三氏の頭の中の平和とは、核があっての平和、軍備増強による平和、米国と一体となることによる平和、ということなのでしょう。
平和とは、
・諍いや争いのない状態
・飢えや貧困のない状態
・自然と人間との調和が保たれている状態
ではないでしょうか。
そのために努力するのが、知性と理性を持つことの出来る人間なのだと思います。
その努力に拠って、家庭・社会・国家・世界が平和になる。
家庭にあっては家族それぞれが、地域社会にあっては多様な人々が、国家にあっては為政者が、世界にあっては人種や歴史や地域を越えた理解と連帯が、平和を作り上げていく原動力とならなければなりません。
そのことを改めて確認し合う8月15日がもうすぐやって来ます。