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幹事長人事

  • 2016年09月17日

 民進党代表選が終わり、次の関心事は執行部人事でした。

 その執行部人事の内、要である幹事長が決まりました。

 多くの方が驚いた様に、道議会本会議中であった道議達も驚きの声を発しました。

 何と、蓮舫新代表は新しい幹事長として、誰もが予想しえなかった「野田佳彦氏」を指名してしまいました。

 野田氏が旧民主党を奈落の底に落とし込んだ張本人であることを、党員、サポーターは今でも忘れていません。

 政権運営では脱官僚を標榜し、結果、官僚にそっぽを向かれて協力を得ることが出来ず、公約した成果を十分に果たすことが出来ませんでした。

 一方、財務官僚に取り込まれ洗脳されたかのように自公と一緒になり消費税の増税をぶち揚げ、反対する小沢一郎グループを民主党から追い出し、果ては、党首討論で安倍晋三の口車に乗せられて衆議院を解散してしまいました。

 結果、国民の期待に添うことが出来ずに政権を手放すことになり、衆議院選挙では民主党の国会議員173名を落選させてしまったのです。

 その後、私たちは有権者の方々に誹謗中傷されながら頭を下げ続け、民進党という新しい党になっても信頼回復はそれこそ「道半ば」です。

 旧民主党をそこまでにしたのは、誰有ろう「野田佳彦」その人であります。

 議員定数削減の国会審議に現れて「総理大臣経験者が質問をするということは、これまで有りませんでしたが、定数削減は安倍総理との党首討論での約束でした。あなたはそれを守らずに今日まで来ましたが、約束した当事者である私が、この度、安倍総理に質問をいたします。」というような主旨で登場し私たちを驚かせましたが、今回はそれ以上の驚きとなりました。

 執行部人事で細野氏も代表代行を求められましたが、幹事長が野田氏であることがネックとなったのか態度を保留したそうです。

 週明けに新しい執行部人事の全てが決まるようですが、大きな不安を抱えながらの蓮舫丸の船出は、波荒い外洋に向かいます。

 新しい船長は新しい海の怖さを知りません。古い航海士がどこまで新しい船長を補佐し、乗組員と乗客を安心の航海へと誘う(いざなう)のかが試されます。


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