背景

ブログ月別アーカイブ

ブログ

>>前のページへ戻る

廃プラを減らそう(ブログ3610)

  • 2024年06月20日

 4月にカナダで開催された、廃プラ(プラスチック廃棄物)による海洋汚染に対処する国際条約を協議する会議は、各国の利害が錯綜して目標とする年内の合意が不透明になったと言うことです。

 廃プラの海洋汚染は、かなり以前から問題化していることを先進国を含む各国は強く認識していましたが、具体的な解決策はほとんど協議されてきませんでした。

 一方、海中の廃プラは止まるどころか増加の一途を辿っています。

 マイクロプラスチック(ナノ粒子となった廃プラ)は、食物連鎖を辿って人類の体内にも蓄積されています。私のブログでも掲載しましたが、ハワイ州の妊婦の胎盤からもマイクロプラスチックが検出されていることが判明し、この事象が世界中でも起きている可能性を示唆しています。

 さて、日本ではプラスチックの使用が減少して入るのでしょうか。

 コンビニではレジ袋を有料にしていますが、私の見る限り5円程度の袋代では、意識を刺激するには安価過ぎる気がします。一つ二つの買い物であればエコバッグを持参してくる人は皆無です。

 翻って、札幌の自室の台所を見てみると、廃プラを収容するゴミ袋には食品の容器や包装のプラスチック、そして飲料水のペットボトルがけっこう多く排出されています。

 これ以上の増加に対する方策は、事業活動にはプラスチック製品の使用規制と目標値を導入する、生活環境には土壌分解などが可能な容器の使用や、プラスチック製品の使い捨てを極力避ける努力をライフスタイルの中に浸透させることが不可欠だと思います。

 そして、やむを得ない場合は、言い古された言葉ですが、リデゥース(減量)・リユース(再使用)・リサイクル(再利用)の徹底しかありません。

 それぞれが、個人の生活を見直し、マイバッグ、マイ箸、マイボトルが普通のライフスタイルであることを再認識することが大事だと思います。


Copyright(C)高橋とおる後援会 All Rights Reserved.