強行採決を許すな
- 2015年07月11日
昨日もNHKでは「安保法制」に関する特別委員会の中継が行われましたが、安倍晋三の答弁を聞けば聞くほど、余計に内容が判らなくなってしまいます。
1法案と10改正案とがごっちゃになって、集団的自衛権、外国軍隊への兵站行為(後方支援)、国際PKOなどの協力など、どれ一つとっても言語明瞭意味不明で、理解するにはかなり高度ないい加減さを持ち合わせなければ無理のようです。
何より、砂川判決や72年の最高裁判決などは、国民を欺く方便であるにも関わらず平然と自己主張を曲げない姿勢には辟易してしまいますし、何より、日本の存立が根底から脅かされる状態などという三条件がどのような場合なのか、具体的には何も示されていません。
野党も、後方支援などという言葉で相手の土俵に乗ってしまっていますが、後方支援は兵站行為であるのですから、これからは後方支援などと言わず、兵站行為と言い直して追求して欲しいと思います。
そうは言っても、与党は15日にでも委員会採決、そして衆議院本会議での採決に持ち込もうとしています。
国民の80%が内容を理解していない法案が、それも憲法違反の法案、戦争に荷担する法案が粛々と(安倍晋三、菅義偉が好きな言葉)強行採決することを断じて許してはいけないと思います。