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復興特別法人税の廃止

  • 2013年10月15日

安陪首相は、消費税3%上乗せで消費が冷え込むことを自ら認めたかのように復興特別法人税を1年前倒しで廃止することにしました。
復興税は東日本大震災復興のための財源を薄く広く確保するための税であったはずですが、この復興特別法人税の廃止分を企業による賃上げに向けて欲しいとのことからの減税と言っています。
このことで、法人税の実効税率を2%下げることが出来、経済界からは大いに好評のようですが、果たしてこれが国民全体で復興に協力しようとする姿なのでしょうか。
そして、この減税分が着実に賃上げにつながるのでしょうか。
法人税は、消費税3%が導入された1989年に42%から40%に引き下げられ、さらにその翌年、消費の落ち込みから37.5%に減税、その後1997年 に消費税が5%になった翌年34.5%に減税、その翌年も財界への配慮で30%へ、、さらに、2012年には25.5%とし、2014年までの3年間は復 興特別法人税として10%加算されていましたが、それも2年間で打ち切りということです。
私たちは、復興特別税として所得税を今年から2037年までの25年間2.1%、住民税は一律年間1,000円を来年から2023年までの10年間、増税という形で支払い続けます。
復興財源確保でも、国民へは増税、企業は減税ということです。


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