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性嗜好暴露禁止条例

  • 2021年03月25日

 三重県がアウティングとカミングアウトの強制を禁止する条例(性嗜好暴露禁止条例)を全会一致で可決した事が報道されました。

 三重県には、この取り組みについて視察を行いましたが、その頃は議会も条例制定に向けて市民から意見を伺う取り組みを行っており、慎重派の方々からは性的自認や性的嗜好の問題について条例にすること自体への影響なども指摘されていましたが、それ以上にカミングアウトを強制されたり、信用できると思っている人にカミングアウトしたら、その人が他者にアウティングしたことにより、周りから奇異な目で見られたり不当な取り扱いを受けるなど、社会生活に多くの支障を来すことを改善するべきという意見も多く出されたようです。

 条例は、鈴木英敬知事の公約でもあり、既に三重県では差別禁止条例が制定されていますが、更にLGBTQの方々に特化した条例とすることとし、取り組みから2年以上の十分な検討の時間をかけて、この度の条例提案と全会一致の可決となったものです。

 道議会でも、LGBTQの議員が当選してから、マイノリティーの方々に関する様々な質問が行われ、先般は札幌地裁でも同性婚について法の下の平等を規定する憲法第14条に違反するという判決が出されました。

 このカミングアウトの強制とアウティングは人権問題に当たります。

 三重県の動きが、全国にも広がりを見せてくれることを祈ります。


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