息子までも
- 2021年02月03日
放送行政を所管する総務省の幹部職員が、放送事業会社に勤める菅氏の長男から接待を受けていたことがネットに掲載されました。
事実かどうか、何の目的だったのかは今後明らかになるものと思いますが、総務省の幹部それも上級幹部が接待に応じたのは、相手が菅総理大臣の長男であり、菅氏が総務相時代の秘書官だったこととと無関係では無いと思います。
いわゆる断ることの出来ない相手であると幹部が判断したことになります。
六本木の小料理屋で接待を受け、帰りにお土産とタクシーチケットも受け取ったのも、同じ理由によるものだと思いますし、タクシーチケットで思い出すのは当時東京地検検事長だった黒川氏が、産経記者や朝日記者との賭けマージャンの帰りに当然のようにタクシーチケットを受け取ったを思い出させるものでした。
菅氏の長男は秘書官だった時の経験として、官僚の性質、そしてその付き合い方を身につけたのでしょうし、官僚の人事権を利用した父親の政治手法を長男もちゃっかり利用したのかもしれません。
去年の10月から12月まで、4人の幹部官僚は複数回接待を受けましたが、週刊文春にスクープされたことが分かった2日に事実関係を総務省秘書課に届け出ました。
バレなければそのまま口をつぐみ、バレたら後付けで届けを出す。後ろめたいからそうしたのでしょう。
菅氏は、総務相幹部職員とご子息に対し、国民が見えるように厳しい対応を行わなければ、安倍氏と同様に身内を優遇することも継承したと受け止められることになります。
菅氏を支える立場である与党の政治家だけでは無く、官僚や身内までも菅氏の足を引っ張るような不始末を起こす。身から出たサビなのか、それとも腐敗が全身に回ってきたということなのでしょうか。