悪夢の終焉
- 2020年08月29日
悪夢が終わった。
昨日の安倍晋三氏の記者会見を聞く前の午後２時半頃、テレビで「安倍総理辞任」の言葉が舞い踊った瞬間にそう思いました。
まさしく悪夢の７年８ヶ月でした。
新聞やテレビなどでは、安倍晋三氏の功罪を伝えていますが、私が感じるところ「功」は成し得ず、「罪」のみを蒔き散らかしたとしか思えません。
総理大臣になったことで、自ら最高権力者であることを知らしめるためにあらゆる言葉を吐き出しました。
全て国会の場での発言です。
▼２０１４年、集団的自衛権を巡る発言「最高責任者は私だ。」：主権者は国民であると
言う基本の認識が欠如している。
▼２０１５年党首討論での発言「私の言っていることは正しい、私は総理大臣なのだから。」
：自分が法であるとでも言わんばかり。
▼２０１６年、国会議員の定数削減の質問に対する発言「私は立法府の長である。」：本
来は行政府の長であり、立法府の長は議長。３権を掌握しているかのような発言。
▼２０１９年衆院予算委員会で統計不正問題に関わる発言「私は総理大臣なので森羅万象
を担っている。」宇宙の全てを担っているとは、神の領域にでも入ったということか。
全てこのことが基本で、自分を中心に世界は回っていると勘違いしているからこそ、自分に不利な事があると自ら指名した大臣や官僚達が全力を尽くして自分を守るのは当たり前と心底思っており、それは忖度でも何でも無くごく当たり前のことと認識しています。
それは、幼少期からの環境が生んだもので、自分が悪いことをしても「だって・・・・」と言い訳し、責任を回避してきたことに由来するのだと思います。
知性も理性も品性も無く只々我が儘に育った怪物が、国民のためなど考えずに自分のためだけに権力を行使した７年８ヶ月でした。
悪夢が終わって、さっぱりしました。
後の余生は療養に専念し、ゆめゆめ表舞台には出ることの無いようにお過ごしいただければと思います。
