感染者数が急上昇
- 2022年01月06日
テレビは朝から夕方までコロナ感染拡大と東京の雪の話題だけで終始しました。
コロナは、異常と言えるスピードで感染が拡大し、感染者数を表す棒線グラフは戦闘機の離陸のように急上昇です。
厚労省のアドバイザリーボードは既に第6波に入ったと評し、各都道府県では専門家チームが会合を行い、医療の受け入れ体制等の協議に入っています。
第5波で悪評が高かった「感染者の自宅療養」を避けるために、政府が肝いりして「感染者の入院」にシフトしたはずですが、舌の根も乾かぬうちに「自宅療養も選択肢」と言い始めています。
国が定める蔓延防止等重点措置と緊急事態宣言の判断となる「感染ステージ」は、これまで10万人当たりの新規感染者数が大きな基準でしたが、新たな基準は新規感染者数を重視せず、準備した入院ベッド数当たりの稼働率を大きな基準としてステージを決めることにしました。従って、入院させずに自宅療養とすればコロナ用のベッド稼働率は大きくならず、ステージは上がらない。数字のマジックで誤魔化されてしまいます。
一方、テレビなどでは相変わらず1日当たりの感染者数の増加を基に放送していますし、その方が非常にわかりやすいというのも確かです。
北海道からオミクロン株の患者も出ました。今まで1ヶ月以上(35日間)新規感染者が出なかった函館市から、今日、感染者が現れました。
昨日あたりからの感染拡大の急上昇を目の当たりにしますと、函館市を含めた北海道も同じ方向に向かっているのではないかと危惧します。
函館市も、11日から感染患者を受け入れる医療機関の関係者から3回目のワクチン接種を行う予定となっています。
その後は、医療関係者、入所している高齢者と介護スタッフ、65歳以上の高齢者の順に行うことになりますが、未だにそのスケジュールが明らかになっていません。
また、ワクチン接種に忌避感を持つ方も少なからずおられます。
ワクチン接種が全てでは無い事は十分理解しますが、重症化に一定の効果が期待できるのであれば、それも必要なものと思います(若年者には、より慎重であるべきですが)。
そして、その求めに早急に対処するのも私たちの仕事だと思います。