憲法って誰のもの
- 2022年05月21日
今日は、立憲民主党道連の定期大会が札幌市で開催されました。
総選挙の総括は既に終了していることから、昨年の臨時大会以降の道連の取り組み、さらには、今夏の参議院選挙・来年の統一地方選挙の方針などが賛成多数の中で承認されました。
大会が終了した後に政経セミナーが行われ、「全日本おばちゃん党」でおなじみの大阪芸術大学准教授の谷口真由美氏の講演が行われました。
演題は決められておらず気ままに話すというスタイルで、法学者としての憲法の話から、社会のジェンダー問題、「おっさんとおばさん」、「おっちゃんとおばちゃん」などユーモアを交えて約1時間半、一気にしゃべり通しました。
その中で、「憲法改正を話す人に、憲法って何条あるか知ってます?と聞くと、ほとんどの方が分からない、中には9条では無いかとか、17条だろう(聖徳太子の17条の憲法)などと返ってくる。また、憲法って誰が守らなければならないでしょうか?と聞くと、それは国民だろう、と返ってくる。それはチャウでえ、憲法を守るのは権力を持っている為政者です。もっと憲法を知って欲しい。いわゆる知憲です。」と話されていましたが、全くその通りだと感じました。
私のビジネス用の鞄には、常に「憲法手帳」が入っています。
この手帳は、1996年、函館市が憲法公布50年に当たり、核兵器廃絶平和都市推進事業の一環として作成し市民に配布したもので、私は2冊いただき、函館と札幌に常備しています。
この憲法手帳には、憲法前文から103条までと、「核兵器廃絶平和都市宣言」の他、函館市の各種宣言文が記載されています。
ことあるごとに見開いては、マーキングなどをしていますから、私は憲法が103条まであることは当然知っています。
そういえば、憲法公布75年の今年、函館市は憲法に関わる行事を何か行ったのでしょうか。
今、憲法改正の議論が国会で行われているときに、改めて私たちのものである憲法を知ってもらうことも行政の大事な仕事では無いかと思います。