憲法を語る資格
- 2018年05月03日
今日は71回目の憲法記念日となります。
新聞でも憲法特集を組んでいますが、テレビでは憲法記念日を意識した特集を組んでいるのはNHKのみ。
さすが国営放送なのか、それとも民法の意識の低さなのか、ワイドショーはどの局もGWとTOKIOが主流となっており、安倍晋三が目論む国民的な議論とはなっていないようです。
政権の腐敗と膿にまみれて支持率の低落傾向に歯止めがかからず、得意(?)の外交も空回りでは、憲法改正どころではなく、早く内閣総辞職したほうが良いのではないかとの国民の声が聞こえているのかいないのか、改憲集会でのビデオでは相変わらず憲法改正を声高に叫んでいます。
しかし、足下の自民党内でも秋の臨時国会での発議は出来ないだろうと及び腰ですし、連立を組む公明党にも慎重な対応という常識的な空気も多くなっているようです。
そして国会は、安倍晋三という腐ったリンゴが政権を担っていることで、周りの閣僚や官僚までもが腐り、腐敗臭をまき散らしています。
この腐ったリンゴは、これまでに多くの憲法違反を行ってきました。
憲法の立憲主義を理解する知性を持ち合わせていないリンゴは、憲法99条の国務大臣の憲法尊重と擁護する義務に違反し、総理大臣ながら憲法を侮蔑し改正の検討を指示。
また、第53条の総議員の4分の1の要求で開催しなければならない臨時会を招集せず。 さらに、第9条の戦争の放棄に反する集団的自衛権の行使を認める安保法制を強行可決させた他、戦闘状況に置かれているイラクや南スーダンへ自衛隊を派遣するなどを行ってきました。
併せて、第14条における、全ての国民は法の下に平等であることを蔑ろにし、様々な場面で差別を助長。
第15条に規定されている、全体の奉仕者であるべき公務員が一部の為政者のために忖度し奉仕する状態を作り出しました。
第19条の思想信条の自由を侵し、内心の自由を制限する教育改革や道徳の教科化、そして共謀罪。
第21条の検閲の禁止や通信の自由を形骸化させる通信傍受法。
第25条の生存権を脅かす生活保護費等の削減などなど、憲法違反は枚挙にいとまがありません。
この憲法を一向に護ろうとしない腐ったリンゴが憲法を改正しようとする理不尽さ、それも、為政者を縛るのではなく国民を縛る憲法にするという本末転倒さ。
このリンゴには憲法を論じる資格さえ無いのではないかと思います。