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憲法前文違反

  • 2019年02月10日

 ロシアのプーチン大統領が北方領土問題に関わり、沖縄の辺野古基地の建設に対して「日本の主権に疑義がある」と述べています。

 異常なほどの米国依存に徹している日本に対し、ロシア以外の世界各国も「日本には主権がない」と見ていることに気がつかなければなりません。

 日本国憲法前文には「われらは、いづれの国家も自国のことのみに専念し、他国を無視してはならないのであって、政治・道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し、他国との対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。」と書かれています。

 最近の日本はというよりも安倍政権は、米国のトランプ政権と同様に自国のことのみに専念して他国を無視し続けています。

 対立する韓国、北朝鮮、そして中国とロシア。

 また、自国の主権を維持し他国と対等に、とはお世辞でも言えません。

 プーチン大統領に言われるまでもなく、沖縄や国内米軍基地を見ても日米地位協定に縛られ、自国の主権は皆無であり米軍の思うがままとなっています。

 従って米国とは全く対等の関係にはなっておらず従属する属国となっています。

 これだけでも憲法違反であり、普遍的であるべき政治・道徳の法則に従っていません。さらに前文には「われらは、平和を維持し、、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。」とも書かれています。

 人事権を握って中央官庁の官僚に専制と隷従を強い、外国人労働者の劣悪な雇用環境を改善すること無く、韓国人や北朝鮮人のみならず、自国民である琉球民族やアイヌ民族にさえ圧迫と偏狭を続けていることも重大な憲法違反です。

 そして国際社会における名誉ある地位はどんどん遠ざかっています。


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